80代後半、超高齢の母がWAISーIVを受けました。
検査を受けたきっかけは証券会社営業に操られて食い物にされていたことが判明したためです。
父の資産にも手を付けていました。
母はそれまでもあちこちで騙されたりぼられたりしていましたが、ここまで他人のいいなりになってしまう人だとは想像していませんでした。
学業優秀だった母ですが、絶対に何か特性がある。
それを数値化したいのです。
父がしっかりしているうちは、詐欺師たちは母に近づけなかったのでしょう。
しかも私が結婚して家を出るまでは、証券会社の営業が実家に来たことはありませんでした。
父が認知症になり家の資産を管理できなくなったのを知り、営業がいつの間にか母に取り入っていました。
ギフテッドや2Eは人とのかかわり共感し合うよりも、興味があることに没頭する傾向があります。
サイコパス的な詐欺師たちに、カモにされる可能性があります。
キフテッドや2Eが被害を受けないため、また被害を受けてしまったときにその被害を取り戻すために必要だと思いこの記事を書きました。
頭に入れておいて損はない内容です。
よろしければ、最後までお読みください。
母が買わされていた金融商品、仕組債について
母は仕組債という博打(バクチ)に近い金融商品を勧められて買わされていました。
仕組債は、最近少しずつニュースで取り上げられ始められました。
その複雑さゆえ、買わされた個人は理解して購入しているのか?
勧めている営業すら、理解していないのではないか?
と問題点が指摘されています。
理解できる人なら誰も買わないのではないかと思えるほどの、
リターンは中ぐらい、それでいて超がつくほどハイリスクな金融商品です。
証券会社の営業で母に勧めた仕組債を買った人がいるなら、是非名乗り出てほしい。
自分たちが絶対に買わないし、家族にも勧めない商品を情報弱者、とりわけ高齢者を中心に勧めていたのです。
今年6月、千葉銀、ちばぎん証券が、投資経験があまりない顧客に仕組債を売っていたことを理由に金融庁に処分を受けました。
仕組債を売っていたのは、地方銀行だけではないです。
証券会社と手を組んだメガバンクも同じことをしていました。
メガバンクの仕組債被害者と知合いになり連絡を取り合っていますが、大手金融機関の信用を利用して罠にかけています。
一般市民には想像もできないほどの悪質さです。
半沢直樹、もう一度見直してみようと思います。
母は大手証券会社に買わされていました。
証券会社の闇を暴く、小説やドラマもどなたか作って下さい!
でもこの記事ではここまでで伏せておきます。
被害者は相当数いるはずですが、被害にあったことを書いているブログは見つけられません。
餌食(えじき)になった多くが高齢者。
資産を減らされていても気づかなかったり、たとえ気づいても訴える気力がないと思います。
訴訟をすると判決が下りるまで2~3年は少なくともかかるそう。
高齢者は無理ですよね。
しかも司法や行政に訴えても、今のところ被害者が損害を取り戻せる可能性は極めて少ないことが分かりました。
日本の金融機関はそれだけ優遇されています。
泣き寝入りしている人がほとんどだと思います。
ここで書くと、もしかしたらどこからか圧力を受けるかもしれません。
純粋で騙されやすい人はたとえ今困っていなくても、発達検査を受けることをお勧めします。
騙されないのが一番ですが、ずっと誰かが見張ることは無理。
騙されやすい特性を証明されていれば、もし被害にあっても損害を回復できる可能性が高まります。
母も2E?どんな人かを簡単にご紹介
母は自分が学生時代に、優等生だったことだけを誇りに生きてきました。
地元でトップの公立高校を出ています。
正解がある問題を解くのは得意。
言われたことや習慣化したことはできる。
一方で正解のないことを、自分で判断することができません。
ワンマン体質の父が全て決断して、母に指示していました。
特にADHDの特性が強く、一日中探し物をしています。
ついさっきここに置いたはずなのにないわ!どこに行ったのかしら?
片づけるのがとにかく苦手。
何かを始めても途中で他に気が行き、違うことを始めてしまう。
最低限の家事しかできません。
更に次のようなコミュニケーションの問題がありました。
こんな人が自分たちの利益のみ追及する営業職の人にロックオンされたら、カモにされるのは当然の成行きでした。
でも父がついていました。
何より本人が困っていないので、医療につながり診断してもらうことは考えませんでした。
WAISーIV(ウェイス・フォー)とはどんな検査?
正式名称 | Wechsler Adult Intelligence Scale |
対象 | 16歳~90歳11ヶ月 |
検査形式 | 検査者(臨床心理士など)と被検者1対1 |
検査時間 | 90~120分 |
費用 | 1万5000円~ |
なんと!90歳11カ月まで受けられるのです。
今までにこんな高齢な人に検査した例がない。
と医師はいいます。
これからもあちらこちらで騙される可能性がある、対策を練るためには必要です。
全検査IQ(FSIQ) | 言語による理解力、推理力、思考力に関する指標。これらの力により、言語を使ったコミュニケーションを取り、言葉で説明したり推論したりすることを測る指標。 基本下位検査項目:類似、単語、知識 補助下位検査項目:理解 |
言語理解指標(VCI) | 視覚的な情報を把握し推理したり、視覚的情報に合わせて身体を動かしたりという力に関する指標。新しい情報に対しても、解決する力や対応力も関係している指標。 基本下位検査項目:積木模様、行列推理、パズル補助下位 検査項目:バランス(16歳~69歳のみ)、絵の完成 |
知覚推理指標(PRI) | 視覚的な情報を把握し推理する力や、視覚的情報にあわせて体を動かす力に関する指標。 新しい情報に対する解決能力や対応力にも影響すると考えられている。 |
ワーキングメモリー指標(WMI) | 一時的に情報を記憶しながら処理する能力に関する指標。ワーキングメモリーは口頭での指示を理解する力、読み書き算数といった学習能力、集中力に大きく関わる指標。 基本下位検査項目:数唱、算数補助下位 検査項目:語音整列(16歳~69歳のみ) |
処理速度指標(PSI) | 情報を処理するスピードに関する指標。マイペースで切り替えが苦手な場合は、得点が低くなることがある。 基本下位検査項目:記号探し、符号補助下位 検査項目:絵の抹消(16歳~69歳のみ) |
分かることは、WISCーIVとだいたい同じ。
我が子達が受けたWISCーIVはこちらの記事に書いています。
WISC(ウィスク)検査の結果でわかった学校嫌い、合わない理由
得意な部分と苦手な部分とを数値化するための検査です。
発達障害かどうかは、更に他の検査をしたり医師との問診結果などをもとに総合的に診断されます。
69歳までしかできない検査もあり、どの程度まで診断されるのか結果待ちです。
ずいぶん長い検査だった。疲れたよ。
さすがに高齢者に負担だったようです。
結果が出たら後日お知らせします。
QEEG検査(脳波検査)について
発達障害の診断をするために、QEEG検査を行う医療機関もいくつかあります。
QEEG検査(定量的脳波検査)とは、脳波を可視化する検査です。検査で得られたデータをデータベースと比較することで、統計的な脳の特徴を調べることができます。
品川メンタルクリニック
ネット上ではインチキと言う声があります。
何しろ新しい検査なので、まだ実績がありません。
費用は、1万5000円~
検索すると、体験談がいくつか見つかります。
母がWAISを受けた診療機関では、まだできない検査です。
騙されやすい高齢者には、ネット銀行・証券がお勧め
高齢の方が窓口がある金融機関に高額な資産を預けておくのは、絶対に!お勧めしません。
ネット証券、銀行をメインで活用するように、今すぐ勧めてあげてほしいと思います。
高齢者はネットで手続きすることが苦手なので、どうか手伝ってあげてください。
マイナンバーカードや保険証があれば、簡単に手続きができます。
来年から始まる新NISAを紹介するフリをしてまた情報弱者、とりわけ高齢者を狙って金融機関が営業をかけてくることが予想できます。
営業が勧めてくる商品は手数料が高いものばかり。
NISA口座は必ずネット証券で開設してください。
私は楽天証券とSBI証券で口座を持っています。
NISAは楽天証券です。
SBI証券の方が選べる金融商品は多いですが、楽天証券と異なりネット操作が難しいです。
高齢者には感覚で操作できる、楽天証券がお勧めです。
とにかく街の金融機関に高齢者を近づけるのは止めましょう。
ニコニコ世間話をするふりをして情報を聞き出し、カモと見なされたら最後、酷い商品を勧めてきます。
それを購入してしまって、どんなに大損しても
リスクがある事はきちんとご説明してご納得して頂いてました。投資は自己責任です。
としれっと言って逃げられます。
皆様も気を付けて下さい。
子ども達が将来被害者にならないように、汚いことには蓋をせずきちんと説明してあげましょう。