学校生活では困難を抱えていたが『学校に毎日通うこと』以外の道を選び、生き生きと活躍されている方を紹介していきます。
加藤路瑛さん監修のドラマがNHKで放送されました
創作テレビドラマ大賞「ケの日のケケケ」
2024年3月26日(火)よる10時〜10時44分30秒、総合・BSプレミアム4Kにて、加藤路瑛さん監修の感覚過敏がテーマのドラマ「ケの日のケケケ」(創作テレビドラマ大賞受賞作品)が放送されました。
【作】森野マッシュ 【音楽】Ryu Matsuyama 【演出】堀切園健太郎(NHKエンタープライズ)
【出演】當真あみ 奥平大兼 小宮山莉渚 望月歩 中井友望 伊礼姫奈 岡山天音 山田キヌヲ 板橋駿谷 尾野真千子
【制作統括】落合将(NHKエンタープライズ) 遠藤理史(NHK)
感覚過敏を題材にしたドラマがNHKで放送されるというのは、それだけこのテーマへの社会的関心が高まっている証だと感じます。「わがまま」「神経質」と誤解されがちな感覚過敏が、こうして広く知られるきっかけになったことは、当事者・保護者双方にとって大きな意味があるのではないでしょうか。
主人公のあまね(當真あみさん)はいくつもの感覚過敏を持っていて、こんなに多いと本当に毎日辛いだろうなと感じました。
- 聴覚過敏
- 視覚過敏
- 臭覚花瓶
- 触覚過敏
- 味覚過敏
お母さん・咲都美さんの子育て方針も素敵
路瑛さんの活躍の背景には、お母さんである咲都美さんの子育て方針もあります。
路瑛さんは1652グラムの低出生体重児として生まれ、「生きていてくれるだけでいい」という祈るような気持ちから子育てがスタートしたそうです。「何か買って」というおねだりには応えなくても、「やりたい」という挑戦には全て付き合ってきたといいます。咲都美さんは「起業も子どもの教育の一つ」と考えているそうで、そうした姿勢が路瑛さんの12歳での起業にもつながっているのかもしれません。
そのかたわら、咲都美さんは妊娠中に赤ちゃんを亡くした家族を支える団体を立ち上げ、代表として15年以上グリーフケアに携わっていらっしゃるそうです。慈悲深いだけでなく、行動力もすごい方だと感じます。
株式会社クリスタルロードの事業の中でも、感覚過敏研究所の活動は特に興味深いものです。路瑛さんご自身には、
- 食べ物のにおいを嗅ぐと気分が悪くなり、飲食店に入れない
- 甲高い声を聞くと頭痛がする
- 衣服の重さに敏感
といった感覚過敏があるそうです。
加藤路瑛さんの「今」
加藤路瑛さんは2006年生まれ。幼少期から聴覚・嗅覚・味覚・触覚の感覚過敏があり、小学生時代は給食が食べられず、中学生になると教室のざわつきに耐えられなくなり不登校を経験されました。
その後、角川ドワンゴ学園のS高等学校(オンラインコース普通科プレミアム)へ進学し、通学にとらわれない学び方を選択。
12歳で親子起業、13歳で「感覚過敏研究所」を設立しました。
現在は早稲田大学人間科学部(eスクール)に在学しながら、株式会社クリスタルロードの代表取締役、感覚過敏研究所の所長として、感覚過敏の啓発・研究・対策商品の開発に取り組んでいます。
大学との共同研究や、感覚過敏の課題解決ブランド「KANKAKU FACTORY」の展開、企業とのコラボ商品開発など、活動の幅は年々広がっています。
ご自身の体験は、著書『感覚過敏の僕が感じる世界』にも詳しくまとめられています。
感覚過敏の「感じ方」が当事者本人の言葉でリアルに書かれていて、保護者にとっても子どもの困りごとを理解する手がかりになる一冊です。
感覚過敏の対策について
感覚過敏そのものを治すことは難しくても、環境や道具の工夫で困りごとを軽減できる場面は多くあります。
たとえば、聴覚過敏にはイヤーマフや耳栓、視覚過敏には遮光性のあるサングラスなど、日常生活に取り入れやすいアイテムから試してみるのも一つの方法です。
わが家の子どもたちも感覚の特性がそれぞれ違うので、「みんなに合う正解」はないというのが実感です。
少しずつ試しながら、その子に合う工夫を見つけていくことが大切だと感じています。
感覚過敏がなぜギフテッドやASDの子に多いのか、しつけの問題と誤解されやすい理由については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

感覚過敏研究所で扱うグッズをご紹介
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の敏感さがあることで日常生活に困りごとがある人々が暮らしやすくなるような商品や、理解を得られるようなグッズの開発をされています。
感覚過敏マークの缶バッジ

エンタメ鑑賞用イヤーマフ CALMY (カーミィ)
音楽ライブを始めとした、あらゆるエンターテイメントのシーンで活躍するエンタメ鑑賞用イヤーマフです。
普段使い用と分けて買うのがお勧めです。
かびんの森キャラクターのエコバッグ
動物のキャラクターがとてもかわいらしく、周囲に理解して貰えそうですね。
感覚過敏研究所 縫い目外側・タグ外側 レディースシルクショーツ
肌に直接触れる衣類だからこそ、素材や縫製にもこだわりが感じられます。こうした衣類は日本国内の工場で丁寧に生産されているそうで、感覚過敏の方の「着心地」への配慮が、企画から製造まで一貫している点も安心材料の一つですね。
通学以外の学び方という選択肢
加藤さんのように、学校に毎日通うことにとらわれず、自分に合った環境で力を伸ばしていく道を選ぶお子さんは、決して珍しくなくなってきました。
「学校に行けない」ことを責めるのではなく、その子に合った学び方を一緒に探していく視点が、これからますます大切になっていくのではないでしょうか。
「まなぶてらす」は、感覚過敏や登校が難しいお子さんでも、自宅からオンラインで個別に学べる家庭教師サービスです。集団の教室が苦手な子でも、自分のペースで無理なく学習を続けられます。
- 完全マンツーマン対応
- 自宅から受講できるので通学の負担がない
- 無料体験レッスンあり
通学以外の学び方の選択肢として、オンラインで学べる家庭教師サービスなども一つの手段です。
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