🪶この記事は「ギフテッド息子の中学受験」シリーズの第2章です。
▶ 第1章:教育支援センターと学校の併用登校|ギフテッド息子の小学校生活
ギフテッドや2E(発達特性を併せ持つ)子どもを育てていると、
「好きなことに夢中になりすぎて、他のことが手につかない」
「すぐ飽きてしまって続かない」
そんな悩みはよくあります。
我が家の息子もまさにそのタイプでした。
強い集中力とこだわりを持つ反面、興味の幅が狭くなりがちで、どうすれば“バランスよく体験”させられるか、ずっと考えてきました。
小学校時代の習いごと選びでは、
- 運動・芸術・知的活動のバランスを取ること
- 合わなければ無理に続けないこと
- 本人が“楽しめる”ことを最優先すること
を意識してきました。
結果的に、息子は自分の世界を広げながら自信につなげていくことができました。
この記事では、ギフテッド・2E傾向のある子の「習いごととの付き合い方」について、
我が家の体験と工夫をまとめています。
多様な習いごとで“興味の偏り”を防ぐ家庭の工夫
息子は就学前から、スイミング・格闘技・楽器など、いくつかの習いごとを経験してきました。
ASD傾向のある子は、どうしても「好きなことに集中しすぎる」「新しいことへの抵抗が強い」など、
興味が偏りやすい傾向があります。
そこで私は、あえてジャンルの異なる習いごとを組み合わせるよう意識してきました。
運動・音楽・知的活動、それぞれがバランスよく刺激になるように。

合わなければ、やめてもいい
楽しめることを長く続けよう
そんな気持ちで、気軽にスタートしました。
とくに運動系の習いごとは「考えすぎる癖」を和らげる効果があったと感じています。
思考に偏りがちなギフテッドタイプの子にとって、体を動かす時間は心のバランスを取る鍵になるのだと実感しました。
結果的にどの習いごと受験が忙しくなるまで続けることができました。
💻オンラインの創作活動で社会性を育む
現在は、息子の“好き”を生かして、マインクラフトのオンライン創作チームに参加しています。
このチームは、子ども同士のトラブルを防ぐために、
常に大人のサポーターが1人入ってくれている安全な環境。
オンライン活動なので、移動の負担がなく、
中学受験の勉強と両立できたのも大きなメリットでした。
チームでは、仲間と協力して建築や設計を進める中で、
自然とコミュニケーション力や課題解決力が育まれていると感じます。
🧩“好き”を学びにつなげる:マインクラフト教材の活用
マインクラフトが大好きな息子にとって、
この世界観を使った学習は「遊びの延長」でありながらも高い効果があります。
たとえば、言葉の学習では次のような教材を使いました。
息子の中学受験塾リンク先はいずれもAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどで購入可能です。
ポイント
- 好きな世界観を通すことで「やらされ感」がなくなる
- 文字や意味の定着が自然に進む
- 「書けない」子でも理解ベースの学びができる
ギフテッド・2Eの子どもたちは、「苦手を克服する」よりも
“得意から広げる”アプローチのほうが長続きします。
マインクラフトのような“好き”を軸に、ゆるやかに学ぶ時間は、
息子にとって何よりの学びの土台となりました。
まとめ:興味の幅を広げることが、心の柔軟さを育てる
息子の習いごと選びで大切にしてきたのは、
「得意を伸ばすこと」よりも「偏りを減らすこと」でした。
得意な事は大人が手を加えなくても自然に伸びるからです。
ギフテッドや2Eの子どもは、どうしても一つの世界に深く入り込みがちです。
でも、無理に矯正するのではなく、少しずつ世界を広げていくことが大切。
結果的に息子の安心感や自己肯定感につながっています。