
もう学校には行けない
と言った日から、家での時間が始まります。
心療内科の先生もカウンセラーも口をそろえて言います。
「エネルギーが戻るまでは無理させないで」と。
でもその後の具体的なアドバイスをしてくれる人は、ほとんどいません。
学校へ行けない間の家での過ごし方こそが、子どものその後の人生を左右します。
娘が二次障害で不登校になり、うつが改善して少しずつ登校できるようになった経験から、家庭での過ごし方を段階別にまとめました。



今日、何をさせればいいか分からない
というお母さんに、少しでも参考になれば嬉しいです。
【第1段階】何もできない時期は、とにかく休ませる
不登校の初期は、回復の段階によって対応が変わります。
まず最初の段階は「何もできない時期」です。
娘が二次障害になって登校できなくなった当初、
それまで楽しんでいたことにも興味を失ってしまいました。



悲しいことばかり考えちゃう。
消えてしまいたい。
とトイレに行く以外、何もできないほどウツが重症化。
好きだったことにも興味が持てず、外に出ることはもちろん、読書すらできない状態が続くことがあります。
この時期に大切なのは、ただひとつ——「楽しい」と感じられる瞬間を取り戻すまで、休ませることです。
でも頭の中は常に学校へ行けない罪悪感と悲しみで、いっぱいになっています。
頭の中もなるべく休めるように、
簡単にできそうな、ゲームをいくつか勧めてみました。
最初はゲームする元気すらありませんでしたが、
やっと始めることができたのは、もじぴったん。
もじをつなげて言葉にするゲームです。
WISC検査で言語理解の値が高い娘には、深く考えなくてもできるので合っていたようです。
わが子のWISCの検査については、以下の記事で書いています。


ウツ症状が酷いときは、悲しいことを考えなくて済むならゲームも仕方がありません。
ゲームの種類はいろいろあるので、平和なものをお勧めします。
- ゲーム
- 映画
- ドラマ
- 爆笑漫画本
- お絵描き
また、さらっと読めて、笑える本をそろえました。
そのうちの一つが『爆笑テストの珍回答』シリーズ
クスッと一瞬でも笑顔が見られたら、少しは安心できます。
大人が内容を確認してから、教育上大丈夫なものを選んであげて下さい。
【第2段階】好きなことができてきたら、生活リズムを整える
生活リズムの乱れは、回復を遠ざけます。ただし「学校に行っていないのだから規則正しくしなさい」という言い方は逆効果です。
「体を元気にするためのルール」として、本人が納得できる形で少しずつ整えていきましょう。
- 起床、就寝時間を守る
- 洗顔と歯磨きをする
- 就寝の一時間半前に入浴する
元気な時は当たり前にしていたことが、できなくなっていました。
最初の数週間は無理させる必要はないのですが、昼夜逆転はできれば避けた方が後が楽です。
許容するのは、ウツ症状が酷いときに限ります。
ゲームやYouTubeなどの動画視聴は最小限に
不登校になる原因は学校の環境が合わないことがほとんど。
いじめなど原因がはっきりしているように思えても、それを解決しただけですぐに登校できるようになるケースはまれです。
不登校が長期化したとき、最も注意が必要なのがゲームやYouTubeへの依存です。
家でゲームやYoutubeに依存してしまうと、
たとえ学校での障害がとりのぞかれて環境が良くなったとしても、戻るのが大変になります。
ゲームや動画には、勉強になるものもたくさんありますがYoutubeで言えば、



いつの間にか別の暴力的なチャンネルを視聴してる
ということが、起こりがち。
大人がずっと監視することは不可能なので、制限は必ずかけて下さい。
Youtubeの視聴を制限する
- 制限付きモードをオンにする
- 大人と同じ部屋で見る
- 定期的に休憩を入れる
ゲームを制限する
- ゲーム機器専用のアプリやファミリーリンク、スクリーンタイムで必ず制限を設ける
- 年齢制限
- 就寝時間は使えなくする
- 使用時間の上限を決める
- 課金はしない。したければおこづかいから出す
などルールを決めるとともに、ペアレンタルコントロールアプリで制限をかけて下さい。



お友達と少しでもつないでおきたい
という気持ちはよくわかります。
それぞれの家庭の判断ですが、のちのちトラブルになり後悔するかもしれません。
ゲームに大人も一緒に入ってプレイできれば安心。
でも、なかなか忙しくてできませんよね。
後から止めさせるくらいなら、最初から許可しない方がずっと簡単です。
発達特性がある子は、何かに依存しやすい傾向があります。
中毒性のあるものは自分では止められないことが多ので、ルールを決めておくことが大切。
そして破った場合の罰則(例えば、ゲームは3日間禁止など)を決めておく。
もしも破ったなら、その罰則は必ず実行してください。
学校の時間は学習、読書、運動をさせる
生活リズムを整えたら、平日の学校に行っている時間はゲームや動画視聴は禁止しましょう。
一人で勉強すると効率よく終わってしまうので、必ずしも学校と同じ時間勉強する必要はないです。
でも
ゲームを始めるのは3時以降にする
など決まりを作る必要があります。
【第3段階】学校の時間帯に学習・読書・運動を取り入れる
家で学べる教材は今や数えきれないほどあります。
大切なのは子どものペースに合わせて選ぶこと。
学年を超えて先取りできるものがギフテッドや2Eの子には特に合いやすいです。
サブスタ
学校の許可があればサブスタでの学習を出席扱いにしてくれます。
学習アドバイザーが学習計画書を作成。
また学習進捗レポートで学習状況を学校と共有することができます。
\ 資料請求は無料です /
東進オンライン学校
林修先生で有名な東進ゼミナールと中学受験塾の四谷大塚がコラボした動画学習コースです。
先生の質が高く、
小学生は1学年上で申し込むことができる。
算数は2学年分の授業が受講可能。
そしてなんと、中学生はどの学年でも先取りや復習ができます。
ギフテッドや2Eの子にもピッタリですね。
サービスがどんどん充実してきています。
最新情報は、資料請求して確認してくださいね。
スタディサプリ
スタディサプリは小学4年生から大学受験生までの全学年の授業が受けられます。
学校の許可があればスタディサプリでの学習を出席扱いにしてくれます。
| サプスタ | 東進オンライン学校 | スタディサプリ | |
|---|---|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生~中学3年生 | 【小学部】年長~小学6年生 【中学部】中学1年生~3年生 | 小学4年生~高校3年生 大学受験生 |
| 料金 | 【小学生】月額7,800円 【中学生】月額 9,800円 【小学生+中学生】月額11,000円 | 【小1~2】月額 2,178円 【小3~中3】月額3,762円 | 【ベーシックコース】 月額2,178円(年払いなら月額1,815円) |
| 科目 | 【小学生】算数、国語、理科、社会 【中学生】英語、数学、国語、理科 地理、歴史、公民 | 英語、数学、国語、理科、社会 | 英語、数学、国語、理科、社会、その他基礎から応用まで9教科に対応 |
| 授業時間 | 10分 | 30~45分 | 約15分 |
| 無料お試し期間 | 無料体験あり/「入会/14日間は全額返金保証」 | 10日間 | 14日間 |
| 特徴 | ・不登校で出席扱いになる。 ・無学年式で学年のしばりがない ・目的に合わせて計画を立てるので家庭学習初心者にオススメ。 ・専門家による個別学習計画作成 | ・入試対策に強い ・東進ハイスクールと四谷大塚のノウハウを活用 ・実践問題と解説を繰り返す授業 | ・幅広い学年と教科に対応 ・中学受験対策講座あり ・どの講座も料金一律の低価格 |
習い事に通う
学校という大きな集団になじめなくても、少人数・共通の目的がある環境なら過ごせる子は多いです。
まずは「外に出られる場所」をひとつ見つけることが目標です。
家族以外の人と接することで、



私を受け入れてくれる場所がある
と自信につながります。
学校という大きな集団になじめなくても、
- 大人なら大丈夫
- 少人数なら過ごせる
- 共通の作業を通してなら、同年代とやり取りできる
と意外と楽しく通えるかもしれません。
- 聴覚が敏感なら音楽
- 視覚優位なら美術
の才能がある子はたくさんいます。
また、塾に行かせるのも一つの選択肢。
個別でもいいし、
同じ学校の子がいない集団塾なら、通えるかもしれません。
まずは外に出られるようにすること。
親がフィルターをかけずに、いろいろ提案してみて下さい。
どんなに勉強ができる子でも、家でしっかり管理しないと学習の取りこぼしができてしまいます。
塾に通えるのなら、勉強については全く心配せずに済みます。
興味の幅を広げる
本来は知的好奇心が旺盛なギフテッド、家で休ませているだけでは元気になれません。
興味のあることから少しずつ行動範囲を広げて、好奇心を満たせてあげましょう。
学校では気が合う子が見つからず孤立していたかもしれません。
しかし今はネットで遠い地域の人ともつながることができます。
例え家から出られなくてオンラインでも、同じことに興味や関心のある人たちの集まりに、親子で参加してみるのもいいですね。
子どもが興味や関心を広げれば広げるほど、ゆくゆくは親も楽になります。
それにはパソコンは必須アイテム。
わが息子のようなパソコン大好きな子でなくても、イラスト作成ソフト、作曲ソフトなどを使いこなせれば、また違う才能が開花するかもしれません。




適度に運動をさせよう
頭を使う方が得意な2Eやギフテッドは、スポーツ等体を動かすことから遠ざかりがち。
まして、不登校ならなおさら機会が少なくなります。
それでも、
適度な運動はセロトニンの分泌を促進させる効果があり、ウツ症状の改善に役立つと言われています。
小学校に通えなくても中学へ
中学校に通えなくても高校へ
と次の道に進みたくても、体力が落ちていると通い続けることができません。
本人が心から選んだ道ならば、学校にこだわる必要はありませんが、
高校の普通科へ本当は通いたかったのに、体力と気力がついて行けなくて断念しなければならない。
なんてことは、避けてあげたいですよね。
娘は



高校に行くために、中学3年生になったら頑張って登校する!
そう決心していました。
しかし当たり前に背負えていた荷物が、とても重く感じられるようになっていました。
何日か登校しては、またくじけてしまう。
元の体力に戻るまで、かなり時間がかかりました。
ですから衰えないように、運動する習慣をつけさせてあげて下さい。
体力がつけば、気力は自然に湧いてきます。
何か身体を動かすような習い事をするのが一番簡単。
例え試合に出られなくても、目に見えて上達しなくても。
定期的に参加して体を動かしているのと、何もしないのとでは体力面だけでなく、人格を形成していくうえでも違いが出てきます。
水泳、球技、格闘技、器械体操、なんでもいいのです。
少しずつ背中を押し、チャレンジさせてあげて下さい。
どうしても外に出られない時は、オンラインレッスンもあります。
今なら30分の体験レッスンが無料で試すことができます。
外に出られるようになるまで、少しずつ体を動かせるようなこんなサービスもいいかもしれません。
自治体の教育支援センター(旧適応指導教室)に通う
生活リズムを整え、家族以外の人とかかわりを持つために、教育支援センターはお勧めです。
所属している学校の許可が必要ですが、特別な費用がかかりません。
遠足などイベントも用意されています。
学校とつながりを持てるので、親が学校に頻繁に連絡をする必要がないのもいいですね。
参加させてみてもしも合わなければ、やめたらいいのです。
とにかく家から出られるようにしていきましょう。
モンテッソーリやシュタイナー教育など、方針がしっかりしている学校が見つかれば別ですが、
フリースクールを探すのは、最終手段でいいと思います。
学校も利用する
元気になってから、学校の何が苦手なのかをゆっくりと聞き出して下さい。
楽しい経験も少しはしているはず。
学校が全部辛いのではなく、部分的なことがどうしても苦手で行けなくなっていることも。
ゼロか100か思考なために、



学校なんて行きたくない
と極端になりがちです。
部分的なことが問題ならば、先生との相談でそれをなるべくさけて、好きな教科や行事だけ出席するのも構わないと思います。
意外と人目が気にならない子もいます。
そうでなくても時代はとっくに変わっているので、変則的な利用もできるようになるべきです。
娘のように不登校の原因が担任にある場合は、クラス替えまで待つ方が賢明ですが、
受験のために出席日数や内申が必要な時は、別室登校やオンライン授業での出席も学校に相談してみましょう。
今の状態でできそうなことをいつも考える
子どもはまだ生まれてから、数年の経験しかありません。
親は本人がやる気になるのを待って、見守ってあげているつもりでも、
子どもからしたら何をしていいかわからないから何かに依存しているだけの可能性もあります。
それが、ゲームやYouTubeなら問題です。
大人になっても引きこもり続ける人は2割以下とはいいますが、
その2割以下に入らない保証はありません。
小、中学生と言えば頭に知識を入れるよりも先に、体験を通して様々な事を学ばなければならない時期です。
家に引きこもる時間が長くなってしまい、その機会を損失してしまうことが一番の問題です。
2E、ギフテッドは特に、世界を広げてあげるために大人の丁寧なサポートが必要です。
子育ての軸に迷ったら
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ほめる、認める、見守る
ことを勧めるものが大半です。
初期の段階はその対応でいいのかもしれませんが、



いったいいつまで続けたらいいの?
ときっと迷う日が来ます。
子育て方針に何の軸もなく元気になるのを待つばかりでは、親の方が不安になり潰れてしまいます。
そうなる前に奥田健次さんのこちらの本を読んでみて下さい。
昨今の子育て本には書かれていない、警告メッセージが書かれています。
100%同意するわけではありませんが、おおむね正しいなと思います。



これ、私やってた💦
と反省させられることがたくさんありました。
どうしてもはやりの子育て論に振り回されて、軸がブレてしまいがち。
自分の育児を見直すのには、とても参考になると思います。
辛口なので、なかなか受け入れられないかもしれません。
それでも読んで損はないです。
親が元気でいられるように外部の手を借りる
親が元気をなくしては子どもも元気になれません。
家庭以外に自分や子どもが頼れる先を見つけて行きましょう。
教育支援センターを利用できるのが一番いいのですが、自治体によって居心地が違うようです。
小学生なら中学へ、中学生なら高校へ進学できるように準備をさせてくれるところを探してください。



ただし悪質な不登校、ギフテッドビジネスにはご注意下さい
旧ツイッターで見つけた支援者にお願いして、ひどい目にあいました。
そのことを書いた記事です。


家庭学習や通信制高校の情報はそらさんのブログがオススメ
通信制高校や家庭学習の実体験を発信しているそらさんのブログ「みちはいろいろ」は、同じ立場のお母さんの言葉として、とても心に響きます。
制度的な情報よりも、経験から来る温かい言葉が必要なとき、ぜひ読んでみてください。
優しい文章。
泣きました。
強がっていた自分に気づかされました。
不登校生ママや(元)不登校生にアンケートした記事もあります。
学校に行けない子どもでも、理由はそれぞれ違う。
それでも
道はいろいろある、可能性は無限大。
ピッタリな道がきっとみつかる。
大丈夫。
です(^_-)-☆
私の記事は参考程度に。
一番頼りになるのは、いつもそばにいるお母さん(お父さんの場合も)の直感です。

