作文・感想文が書けないギフテッド・2Eの子どもに!書けるようになるテンプレート活用法

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作文が苦手な子の学習法 教育・不登校等

作文や感想文など、「文章を書くこと」が苦手なお子さん。

実は、ギフテッドや2Eのお子さんにとても多い傾向です。

感想が何も思い浮かばない

「やっと出た言葉が『楽しかった』『面白かった』だけ」
そんな様子に、どうサポートすればいいのか困ってしまう方も多いのではないでしょうか。

なぜうまく書けないのか、いくつか理由が考えられます。

  • 知識を吸収することに夢中で、「自分がどう思うか」は後回しになってしまう
  • 情報をうまく整理できず、話のテーマを一つに絞れない
  • 「今」を考えるのに忙しく、「過去」を振り返るのが苦手

さらに、書くことそのものが苦手だと、作文へのハードルはぐっと高くなります。

それでも、「感想がないと取り組めない」感想文や作文でも、『型』=テンプレートを覚えることで、ぐっと取り組みやすくなるのです。

パソコンのテキストエディタ(WordやGoogleドキュメントなど)でテンプレートを作っておくと、とても便利です。

我が家では、息子用のパソコンにテンプレートを保存し、いつでも入力できるように準備しています。

「書きなさい」と言うだけでは、できるようにならない

ただ「書きなさい」と言われても、

作文用紙を見つめたまま固まっているお子さん。

特に男の子に多いです。

息子もまさにこのタイプ。

作文を書く授業では他の子が書き進めている間も、ただ困っているだけで何もできない。

「学校へ行きたくない」と言い出したのは、作文の発表の順番が近づいてきたとき。

時間をたくさん与えたから書けているはず

と先生は思っているようでした。

すずらん
すずらん

書けないなら、先生に相談すればいいのに

とそんな息子をもどかしく思いますが、相談できないのも特性の一つなのでしょう。

先生にも気づいてほしいところですが。

一人でクラス30~40人に書かせるのは、大変なんだろうと思います。

だからと言って放っておくと、登校するのすら憂鬱になる心配があります。

パソコンでテンプレート(型)を作っておく

我が家では読書感想文と作文は、ワードでテンプレートを作っています。

最初は息子一人で埋められなかったので、

私がインタビュー形式で答えを聞き出して、入力していきました。

何度かやっていると、頭の中で文章を作れるように。

今は自分で文章を作って、それを入力できるようになってきました。

後から更に文を付け加えたり、順番を変えたりできるのがパソコンのいいところです。

以下が我が家のテンプレートになります。

読書感想文テンプレート

読書感想文は、お子さんの体験と結びつけやすい内容の本を選ぶのがコツです。

まず1~5を簡単に埋める。

『印象に残ったところ』は3つなくてもOK。

後から3~5にどうして印象に残ったのか、子どもの体験と結びつける文を入れていく。

最後6で全部とおして考えたこと、学んだことをまとめて完成です。

このまま印刷して提出。

もし先生の許可がおりなければ、指定の用紙に書き写します。

作文テンプレート

まず1~4でどんなことをしたのかを簡単に記入。

印象に残った出来事をいくつかあげてもらいます。

なぜ印象に残ったのかをうまく聞き出して、付け足していきます。

最後に8でその出来事を全部とおして考えたこと、学んだことをまとめとして書いて完了。

正直な気持ちをそのまま書いても評価されない

学校の作文や感想文は、実は正直な感想を求められていません。

と言うと語弊がありますが、正直でなくてもわからないし、

前向きな事を書いた方が評価は高くなります。

特に読書感想文は「どうして名作と言われるのか分からなかった」など、ネガティブな感想は評価が低くなります。

本当の気持ちをそのまま書かないことが、教育的にいいかは別。

保護者は正直な子どもの意見も受け止めつつ、学校ではなるべく不利益をこうむらないように導いてあげるしかありません。

作文・感想文が得意なタイプのギフテッド・2E

作文・感想文が得意なギフテッド・2Eの子は、頭の中にすでにテンプレが入っています。

娘がそのタイプで、整った構成の文章を書きます。

語彙力が高いのも手伝って、作文の評価はいつも高くコンクールで賞を取ったことも。

しかしそこには、娘の本当の気持ちが含まれていないと感じます。

「こう書けばいいよね」とパターンをたくさん記憶している。

このように型を一度覚えてしまえば、作文や感想文は得意になります。

できるようになるまでが大変ですが、一度物にすればずっとできるようになる子が多いのです。

パソコンを活用しつつ、丁寧にサポートして行きましょう。