うちの子は書字が苦手。なかなか宿題を始めない
丁寧な字を書くようにと、いつも注意されてばかり
そんなお子さんを持つ親御さんは多いと思います。
我が家の小学生の息子も、書字が大の苦手。
読むことはなんとかできるので、「字が雑なのは練習が足りないから」と思われがち。
書く量が多い課題の前で、なかなか手を付けられず固まっています。
なだめておだてて書かせて、やっと提出させても学校の先生からは
もっときれいな字で書いてね
とコメントがついて返ってくるだけ。
字が汚くて先生が読むことができないため、その先の指導にたどり着きません。
保護者までが「書かせること」に固執してしまうと、子どもが学習をする意欲を失ってしまいます。
我が家は書かせることはいったん諦めて、パソコンでタイピングさせて補っています。
パソコンでタイピングさせるようにしたところ、書くこと書くこと。
3ページぎっしりの文章。
お話を作ること自体は、嫌いでないと分かりました。
書くのがとにかく嫌だったのね
息子はパソコンでタイピングできるようになって、学習の意欲が上がりました。
クラスメイトや先生から「字が雑な子」ではなく「パソコンが得意な子」
と印象が変わったため、自信が持てるようになりました。
書字が苦手なお子さんが学ぶ機会を逃さないための方法として、パソコンのタイピング習得についての記事を書きました。
宜しければ、参考にしてみてください。
タイピングさせて初めて気づいた、息子の文章力のなさ
息子にタイピングでお話づくりをしてもらった所
と口語と文語の使い分けができていないことの他、改善しなければならない点が明らかになりました。
「字をきれいに書くこと」ばかりを重視してしまうと、文章力を磨く機会を逸してしまいます。
「手書きできれいに書けるようになること」が今はハードルが高いのなら、後回しにしてもいいと思うのです。
プリントアウトして提出しても受け付けてもらえる
『息子が作ったお話』をプリントアウトして学校に提出させました。
ほとんどの先生が手書きでなくても、受け入れてくれます。
ただし他の生徒と一人だけ違うフォーマットで提出するのを嫌う先生も中にはいます。
息子がそのような先生に当たったことがないのは、最初の面談でサポートブックを渡して苦手な事を全て伝えていたからかもしれません。
サポートブック(シート)についての記事です。
学校の先生は、手書きが得意な人がほとんど。
書くのが大変な人の気持ちは、なかなか理解してもらえません。
無理解な先生に当たってしまうと「練習すれば書けるようになる」と言われることも。
そこで親は引き下がってはいけません。
教師と言う職業を選ぶ人とわが子は脳の構造が違います。
苦手なことは後回しでいいのです。
ハードルを低くしてあげることで、少しでも挑戦する気持ちが芽生えます。
担任の先生も息子が、パソコンを使えば長いお話を作れることに驚いていました。
学校ではダメな子と思われがちでも、パソコンを使えると活躍する場が確実に増えます。
パソコン vs iPadなどのタブレット
ローマ字を覚えた3年生からは、パソコンでタッチタイピングをマスターすることをお勧めします。
スマホやタブレットに慣れてしまっているお子さんでも、パソコンを使える方が将来の選択肢が増えて楽になります。
タブレットとパソコンはどう違うの?
Youtubeやネットサーフィンなど、タブレットは閲覧には優れています。
けれども書式の凝った書類を作ったり、プログラミングや画像・動画編集など、1から作り出す作業は不向き。
タブレットは画面の半分が入力用のキーボードに使われますので、視界が狭くなります。
タブレットに外付けのキーボードを付ければ、パソコン代わりになるんじゃない?
実は私もそう思っていました。
外に持ち歩くのは薄くて軽いタブレットが断然便利ですから、
パソコンと同じように使えたら、仕事がはかどる!
と思ったのです。
でも残念ながら、タブレット版ではできないことがたくさんあります。
パソコン版を使い慣れた人ならすぐに不便に気づきますが、
最初からタブレット版しか使っていないと「そんなものだ」と思ってしまいます。
たとえ同じアプリでもパソコン版は機能が多いので、凝ったことができます。
もちろん制作物のクオリティも全く違います。
しかも、複数のアプリを立ち上げて切り替えながら作業することが、タブレットは苦手。
インターネットで調べたことをほかのアプリにコピペするという、
パソコンでは当たりまえにできることでも、タブレットでは手間がかかります。
パソコンに慣れている人は、直ぐにスマホやタブレットも使えるようになります。
一方タブレットしか触ったことがない人がパソコンを操作できるようになるのは、とても大変。
子どもは頭が柔らかいので、興味を持ったら簡単に操作を覚えてしまいます。
Youtubeやインターネットを閲覧するだけ、そしてポチッと買い物したりゲームに課金するだけの消費者で終わらせたくない。
できればサービスを提供するための力を、今から身に付けさせてあげたいですね。
まずはタイピング練習用のパソコンを準備する
タイピングの練習は古いパソコンでもネットにつなぐことができれば可能です。
学校で配られた端末がキーボード付きなら、それを使ってもいいですね。
インターネット上に無料で練習できるサイトがいくつかあるので、練習するように勧めてあげてはいかがでしょうか。
お勧めは、富士通が運営している下記サイトです。
このようにどの指でタイピングしたらいいのかを教えてくれるサイトがいいです。
指の置き方から教えてくれる『きほんコース』は、初心者でも戸惑うことがないと思います。
中級者向けの『じつりょくアップコース』まで無料で学べます
スコアを上げるためにむきになって練習し始めたらしめたもの。
あっという間に上達して行きます。
成長とともに苦手が目立たなくなることもある
書くのが苦手でも、成長とともに気にならなくなる場合もあります。
例えば今高校生の娘は、小学校低学年まで学校のノートはとれず、字は汚く読みづらかったのですが、
中学校に入るまでには、書くことに苦手意識を感じなくなりました。
それでも中学生になると本格的にプログラミング学習がはじまり、Excel関数を習う授業があります。
それまでには最低限のパソコン基本操作は覚えさせておきたいですね。
タイピングや基本操作を覚えた息子は、調べたいことがあったらすぐにグーグルで検索します。
教科書の文字を読むよりも、動画で学習した方が頭に入る子。
今までの教科書やドリル中心の勉強よりも、ずっとやる気になっています。
また暗記物の記憶が定着するようになりました。
担任の先生にも「手書きは苦手だけれど、パソコンを使えばできる子」と見直してもらえるように。
ノートを手書きだけでなく、
など、選択できるようになるといいですね。
授業中も知りたいことがあったらすぐにパソコンで調べられる環境になると、学校での学びが楽しくなるのではないかと思います。
私立は、すでにパソコンを活用している中学校が増えています、公立でも普段の授業でパソコンの持ち込みはOKになって行くのではないでしょうか。
学校の先生はまだパソコンに抵抗がある人が多いので、家庭で慣れておくことが大切。
自治体から支給された端末では物足りなくなったので、我が家は子ども用のパソコンを用意。
同じスペックで比較すると一番安価だったので、レノボ(Lenovo)を選びました。
息子と娘専用のパソコンを買いました。
満足しています。
「書字苦手な子は、パソコンが得意になる」を実感中。
オススメのパソコンは、こちらの記事をご参考下さい。