2E、ギフテッドの子が不登校になってしまったら?その後の対応について

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不登校になってしまったら 学校教育・不登校等

2E、ギフティッドの子は、繊細でマイペース。

納得がいくまでトコトン一つの事にのめり込むため、気持ちの切り替えが苦手。

同じことを同じ時間をかけて学ぶような学校システムに合わせるのは大変です。

保護者がそれに気づき早めに学校に相談していても、残念ながら学年が上がるほど合わなくなりがちです。

努力の甲斐がなく、登校できなくなってしまった場合、

どのように過ごすのがいいのでしょうか?

心療内科の医師やカウンセラー、専門家と言われる人は口をそろえて

「エネルギーが戻るまでは、無理して登校させないほうがいい」と言います。

ただ休ませていればいいの?

家でどう過ごしたらいいのか?

適切なアドバイスをしてくれる人は、なかなかいません。

実際は、学校へ行けない間の家での過ごし方こそが子供の人生を左右します

この記事では我が娘が二次障害で不登校になり

ウツが改善して少しずつ登校できるようになった経験から、

家庭での過ごし方について書きました。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

全ての事に興味がなく無気力な時は

娘が二次障害になって登校できなくなった当初、

それまで楽しんでいたことにも興味を失ってしまいました。

悲しいことばかり考えてしまう。

消えてしまいたい。

とトイレに行く以外、何もできないほどウツが重症化。

好きだった読書すらできなくなりました。

こうなってしまったら、どんなことでもいいので「楽しい」と感じられるまで休ませるしかありません。

でも頭の中は常に学校へ行けない罪悪感と悲しみで、いっぱいになっています。

頭の中もなるべく休めるように、

簡単にできそうな、ゲームをいくつか勧めてみました。

最初はゲームする元気すらありませんでしたが、

やっと始めることができたのは、もじぴったん

もじをつなげて言葉にするゲームです。

WISC検査で言語理解の値が高い娘には、深く考えなくてもできるので合っていたようです。

わが子のWISCの検査については、以下の記事で書いています。

WISC(ウィスク)検査の結果でわかった学校嫌い、合わない理由

ウツ症状が酷いときは、悲しいことを考えなくて済むならゲームも仕方がありません。

ゲームの種類はいろいろあるので、平和なものをお勧めします。

また、さらっと読めて、笑える本をそろえました。

そのうちの一つが『爆笑テストの珍回答』シリーズ

クスッと一瞬でも笑顔が見られたら、少しは安心できます。

  • ゲーム
  • 映画
  • ドラマ
  • 爆笑漫画本
  • お絵描き

大人が内容を確認してから、教育上大丈夫なものを選んであげて下さい。

好きなことならできる時期は

少しずつ生活のリズムを整えて行きましょう。

  • 起床、就寝時間を守る
  • 洗顔と歯磨きをする
  • 就寝の一時間半前に入浴する

元気な時は当たり前にしていたことが、できなくなっていました。

最初の数週間は無理させる必要はないのですが、昼夜逆転はできれば避けた方が後が楽です。

許容するのは、ウツ症状が酷いときに限ります。

ゲームやYouTubeなどの動画視聴は最小限に

不登校になる原因は学校の環境が合わないことがほとんど。

いじめなど原因がはっきりしているように思えても、それを解決しただけですぐに登校できるようになるケースはまれです。

不登校が半年以上の長丁場になった場合、

家でゲームやYoutubeに依存してしまうと、

たとえ学校での障害がとりのぞかれて環境が良くなったとしても、戻るのが大変になります。

ゲームや動画には、勉強になるものもたくさんありますが、

Youtubeで言えば、

いつの間にか別の暴力的なチャンネルを視聴してる

ということが、起こりがち。

大人がずっと監視することは不可能なので、制限は必ずかけて下さい。

Youtubeの視聴を制限する

  • 制限付きモードをオンにする
  • 大人と同じ部屋で見る
  • 定期的に休憩を入れる

ゲームを制限する

  • ゲーム機器専用のアプリやファミリーリンク、スクリーンタイムで必ず制限を設ける
  • 年齢制限
  • 就寝時間は使えなくする
  • 使用時間の上限を決める
  • 課金はしない。したければおこづかいから出す

などルールを決めるとともに、ペアレンタルコントロールアプリで制限をかけて下さい。

お友達と少しでもつないでおきたい

という気持ちはよくわかります。

それぞれの家庭の判断ですが、のちのちトラブルになり後悔するかもしれません。

ゲームに大人も一緒に入ってプレイできれば安心。

でも、なかなか忙しくてできませんよね。

後から止めさせるくらいなら、最初から許可しない方がずっと簡単です。

発達特性がある子は、何かに依存しやすい傾向があります。

中毒性のあるものは自分では止められないことが多ので、ルールを決めておくことが大切。

そして破った場合の罰則(例えば、ゲームは3日間禁止など)を決めておく。

もしも破ったなら、その罰則は必ず実行してください。

学校の時間は学習、読書、運動をさせる

生活リズムを整えたら、平日の学校に行っている時間はゲームや動画視聴は禁止しましょう。

一人で勉強すると効率よく終わってしまうので、必ずしも学校と同じ時間勉強する必要はないです。

でも

ゲームを始めるのは3時以降にする

など決まりを作る必要があります。

通信教材を利用する

家で学べる教材は、今や数えきれないほどあります。

例えば、STEM教材のサブスクサービス『Groovy Lab in a Box』

また林修先生で有名な、東進ゼミナールと中学受験塾の四谷大塚がコラボした『東進オンライン学校』

先生の質が高く、

小学生は1学年上で申し込むことができる。

算数は2学年分の授業が受講可能。

そしてなんと、中学生はどの学年でも先取りや復習ができます。

ギフテッドや2Eの子にもピッタリですね。

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習い事に通う

登校できなくても習い事には通えるなら、是非続けさせてあげたいですね。

家族以外の人と接することで、

私を受け入れてくれる場所がある

と自信につながります。

学校という大きな集団になじめなくても、

  • 大人なら大丈夫
  • 少人数なら過ごせる
  • 共通の作業を通してなら、同年代とやり取りできる

と意外と楽しく通えるかもしれません。

  • 聴覚が敏感なら音楽
  • 視覚優位なら美術

の才能がある子はたくさんいます。

また、塾に行かせるのも一つの選択肢。

個別でもいいし、

同じ学校の子がいない集団塾なら、通えるかもしれません。

まずは外に出られるようにすること。

親がフィルターをかけずに、いろいろ提案してみて下さい。

どんなに勉強ができる子でも、家でしっかり管理しないと学習の取りこぼしができてしまいます。

塾に通えるのなら、勉強については全く心配せずに済みます。

興味の幅を広げる

本来は知的好奇心が旺盛なギフテッド、家で休ませているだけでは元気になれません。

興味のあることから少しずつ行動範囲を広げて、好奇心を満たせてあげましょう。

学校では気が合う子が見つからず孤立していたかもしれません。

しかし今はネットで遠い地域の人ともつながることができます。

例え家から出られなくてオンラインでも、同じことに興味や関心のある人たちの集まりに、親子で参加してみるのもいいですね。

子どもが興味や関心を広げれば広げるほど、ゆくゆくは親も楽になります。

それにはパソコンは必須アイテム。

わが息子のようなパソコン大好きな子でなくても、イラスト作成ソフト、作曲ソフトなどを使いこなせれば、また違う才能が開花するかもしれません。

レノボの学割サイトなら、10万円以内で十分なスペックのパソコンが見つかります。

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学割サイトには、高スペックで低価格のパソコンがそろっています。

お子さんの名前を登録すれば、保護者の分も購入可能です。

適度に運動をさせよう

頭を使う方が得意な2Eやギフテッドは、スポーツ等体を動かすことから遠ざかりがち。

まして、不登校ならなおさら機会が少なくなります。

それでも、

適度な運動はセロトニンの分泌を促進させる効果があり、ウツ症状の改善に役立つと言われています。

小学校に通えなくても中学へ

中学校に通えなくても高校へ

と次の道に進みたくても、体力が落ちていると通い続けることができません。

本人が心から選んだ道ならば、学校にこだわる必要はありませんが、

高校の普通科へ本当は通いたかったのに、体力と気力がついて行けなくて断念しなければならない。

なんてことは、避けてあげたいですよね。

娘は

娘

高校に行くために、中学3年生になったら頑張って登校する!

そう決心していました。

しかし当たり前に背負えていた荷物が、とても重く感じられるようになっていました。

何日か登校しては、またくじけてしまう。

元の体力に戻るまで、かなり時間がかかりました。

ですから衰えないように、運動する習慣をつけさせてあげて下さい。

体力がつけば、気力は自然に湧いてきます。

何か身体を動かすような習い事をするのが一番簡単。

例え試合に出られなくても、目に見えて上達しなくても。

定期的に参加して体を動かしているのと、何もしないのとでは体力面だけでなく、人格を形成していくうえでも違いが出てきます。

水泳、球技、格闘技、器械体操、なんでもいいのです。

少しずつ背中を押し、チャレンジさせてあげて下さい。

どうしても外に出られない時は、オンラインレッスンもあります。

今なら30分の体験レッスンが無料で試すことができます。

外に出られるようになるまで、少しずつ体を動かせるようなこんなサービスもいいかもしれません。

自治体の教育支援センター(旧適応指導教室)に通う

生活リズムを整え、家族以外の人とかかわりを持つために、教育支援センターはお勧めです。

所属している学校の許可が必要ですが、特別な費用がかかりません。

遠足などイベントも用意されています。

学校とつながりを持てるので、親が学校に頻繁に連絡をする必要がないのもいいですね。

参加させてみてもしも合わなければ、やめたらいいのです。

とにかく家から出られるようにしていきましょう。

モンテッソーリやシュタイナー教育など、方針がしっかりしている学校が見つかれば別ですが、

フリースクールを探すのは、最終手段でいいと思います。

学校も利用する

元気になってから、学校の何が苦手なのかをゆっくりと聞き出して下さい。

楽しい経験も少しはしているはず。

学校が全部辛いのではなく、部分的なことがどうしても苦手で行けなくなっていることも。

ゼロか100か思考なために、

学校なんて大嫌い!

と極端になりがちです。

部分的なことが問題ならば、先生との相談でそれをなるべくさけて、好きな教科や行事だけ出席するのも構わないと思います。

意外と人目が気にならない子もいます。

そうでなくても時代はとっくに変わっているので、変則的な利用もできるようになるべきです。

娘のように不登校の原因が担任にある場合は、クラス替えまで待つ方が賢明ですが、

受験のために出席日数や内申が必要な時は、別室登校やオンライン授業での出席も学校に相談してみましょう。

今の状態でできそうなことをいつも考える

子どもはまだ生まれてから、数年の経験しかありません。

親は本人がやる気になるのを待って、見守ってあげているつもりでも、

子どもからしたら何をしていいかわからないから何かに依存しているだけの可能性もあります。

それが、ゲームやYouTubeなら問題です。

大人になっても引きこもり続ける人は2割以下とはいいますが、

その2割以下に入らない保証はありません。

小、中学生と言えば頭に知識を入れるよりも先に、体験を通して様々な事を学ばなければならない時期です。

家に引きこもる時間が長くなってしまい、その機会を損失してしまうことが一番の問題です。

2E、ギフテッドは特に、世界を広げてあげるために大人の丁寧なサポートが必要です。

子育ての原理原則に迷ったら奥田健次さんの本を読んでみて

不登校の対策本はとにかく

ほめる、認める、見守る

ことを勧めるものが大半です。

初期の段階はその対応でいいのかもしれませんが、

いったいいつまで続けたらいいの?

ときっと迷う日が来ます。

子育て方針に何の軸もなく元気になるのを待つばかりでは、親の方が不安になり潰れてしまいます。

そうなる前に奥田健次さんのこちらの本を読んでみて下さい。

昨今の子育て本には書かれていない、警告メッセージが書かれています。

100%同意するわけではありませんが、おおむね正しいなと思います。

すずらん
すずらん

これ、私やってた💦

と反省させられることがたくさんありました。

どうしてもはやりの子育て論に振り回されて、軸がブレてしまいがち。

自分の育児を見直すのには、とても参考になると思います。

辛口なので、なかなか受け入れられないかもしれません。

それでも読んで損はないです。

親が元気でいられるように外部の手を借りる

親が元気をなくしては子どもも元気になれません。

家庭以外に自分や子どもが頼れる先を見つけて行きましょう。

教育支援センターを利用できるのが一番いいのですが、自治体によって居心地が違うようです。

小学生なら中学へ、中学生なら高校へ進学できるように準備をさせてくれるところを探してください。

すずらん
すずらん

ただし悪質な不登校、ギフテッドビジネスにはご注意下さい

一部の地域で始まっている不登校の取り組み最新情報のお勧め書籍

中学受験や教育に関する本をたくさん出版されているおおたとしまささん。

この度不登校児の学び場についての情報を集めてまとめた著書を出版されました。

この本の推薦者となっている熊野大学の苫野一徳先生は、

元大空小学校の木村泰子先生がとても尊敬されている教育学者、哲学者です。

この本には民間サービスと提携して学校内にフリースクールを作ったケースなど、本当にたくさんの取り組みが紹介されています。

気づかないうちに真剣に取り組んでる地域が増えています!

とても参考になりますので、読んでみてください。

ただし、合わない支援方法を選ばないようにしてください。

旧ツイッターで見つけた支援者にお願いして、ひどい目にあいました。

そのことを書いた記事です。

家庭学習や通信制高校の情報はそらさんのブログがオススメ

通信制高校生のとても繊細な娘さんのママ、そらさんのブログ『みちはいろいろ』

がとても参考になります。

まずは次の記事を読んでみてください。

優しい文章。

泣きました。

強がっていた自分に気づかされました。

不登校生ママや(元)不登校生にアンケートした記事もあります。

学校に行けない子どもでも、理由はそれぞれ違う。

それでも

道はいろいろある、可能性は無限大。

ピッタリな道がきっとみつかる。

大丈夫。

です(^_-)-☆

私の記事は参考程度に。

一番頼りになるのは、いつもそばにいるお母さん(お父さんの場合も)の直感です。